クイック チェイサー® CD GDH/TOX
GDHとTOXを同時検出
- 検体:糞便
- 反応時間:15分
- 保管しやすい室温品。
一般的名称:クロストリジウムディフィシルキット 承認番号:30200EZX00011000 体外診断用医薬品
クイックチェイサー® CD GDH/TOXの操作手順
付属の綿棒を用いて検体を採取します。
培養分離株を用いる場合、48時間以上嫌気培養したCCMA培地などの選択分離培地上のコロニー複数個を綿球部の先端で採取します。
・水様便の場合:綿球部全体に十分しみ込ませて採取して下さい。
・半液状便、固形便の場合:綿球部の先端側半分をまんべんなく便で覆うように採取します。
橙色キャップをとりはずして下さい。
検体を採取した綿球部を抽出容器の底まで入れて下さい。
抽出容器の外から綿球をはさむ様に軽く押さえ、綿棒を5回程度左右に回転させ、抽出容器の側面及び底面にこすりつけて下さい。
綿球部より液を絞り出してから綿棒を取り出して下さい。
注)懸濁後、1時間以上は放置しないでください。
フィルターを装着して、容器を数回、軽く揺すって十分混和し、試料とします。
調製した試料の入った抽出容器から試料4滴(約150μL)をテストプレートの試料滴下部にフィルターの先端が滴下口部に接触しないようにして、垂直に滴下して下さい。
15~30℃で静置して反応させて下さい。15分後に、目視にてそれぞれの判定ライン部及び確認ライン部に出現するラインで判定して下さい。
ただし、15分より前でも確認ライン部と判定ライン部(GDH、トキシンともに)にラインが認められた場合、その時点で陽性と判定することができます。
テストプレートのそれぞれの判定ライン部及び確認ライン部に出現する赤紫色のラインで判定して下さい。
・GDH陽性/トキシン陰性
GDH判定ライン部及びGDH確認ライン部、トキシン確認ライン部にラインが出現した場合をGDH陽性/トキシン陰性と判定して下さい。
・GDH陽性/トキシン陽性
GDH判定ライン部及びGDH確認ライン部、トキシン判定ライン部及びトキシン確認ライン部にラインが出現した場合をGDH陽性/トキシン陽性と判定して下さい。この場合は、15分より前でも判定が可能です。
・GDH陰性/トキシン陰性
それぞれの確認ライン部にのみラインが出現した場合をGDH陰性/トキシン陰性と判定して下さい。
・再検査
いずれかの確認ライン部にラインが出現しない場合は、試料量不足等の操作上のミス等が考えられますので、再度操作方法を確認の上、新しいテストプレートで検査を行って下さい。
再検査でも同じ結果になった場合は、他の方法で検査して下さい。
・判定保留
GDH判定ライン部にラインが出現せず、GDH確認ライン部、トキシン判定ライン部及びトキシン確認ライン部にラインが出現した場合は判定保留とし、新しい検体を用いて再検査を行うか、他の方法で検査して下さい。