有事の際も止まらない万全の設備と確実な納品を可能にする高度なシステムを搭載し、
お得意様起点で流通プロセスの全体最適を実現する高機能物流センターがALC(Area Logistics Center)とFLC(Front Logistics Center)です。
都市圏を中心にカバーするALCと、さらにお得意様に近いエリアをカバーするFLCで、全国一律の安心・安全・効率的な流通サービスを提供します。
ALCは、医療用医薬品をはじめ医療材料·医療機器、臨床検査試薬など、最大約5万点もの商品在庫を保有しています。医療に関わる商品をフルラインで取り揃え、直接お得意様までお届けすることで、受注から納品までにかかる時間の短縮を実現します。
受注·納品·季節変動データなどを基に、商品1品目ごとに必要在庫量を自動計算する需要予測システムを自社にて開発しました。最適な在庫量と入出荷作業量のバランスを取りながら、99%以上の納品率を実現しています。
ALCまたはFLC内のあらゆる工程において、バーコードや電子秤でのチェックシステムを取り入れ、人為的ミスを徹底排除した結果、出荷精度6σを維持しています。
※6σとは、製造業で不良の発生率(100万分の3.4)を示す統計用語です。
誰でも簡単・正確・スピーディに出荷可能なハイテクピッキングカートSPIEC(スピーク:Scan Piece Picking Cart)を自社開発しました。搭載されたバーコードスキャンで商品の取り違いを防ぎ、内蔵された電子秤で商品の数量を確認します。1度に複数のお得意様分のピッキングを行うことが可能です。
商品は、お得意様ごとに注文量にあわせた最適なサイズの納品箱に入れ、梱包用テープでバンディングしてお届けします。出荷されてからお得意様の手元に届くまで、納品箱内の商品には誰も触れない、業界初の「完全梱包・ノータッチシステム」を実現しました。 納品時には、納品箱に付けられたラベルをスキャンするだけで検品が可能です。
最新のALCでは、商品の保管・払い出し・仕分けなどの作業を自動化・機械化した次世代型物流システム『AUPUS』 を導入。従来のALCの基本コンセプトはそのままに、庫内作業の生産性を大幅に向上させました。 少子高齢化や人手不足などの環境変化に対応すべく、今後もさらなる効率化に向けた研究開発を続けていきます。
ALC・FLCで出荷した納品箱は、全てSCM(Shipping Carton Marking )ラベルによって管理されています。このラベルを読み込むことで、積み込み・荷降ろし・納品時の検品が可能です。これを「個口スキャン検品」と呼び、検品後は、その場で検品確認表をプリントしてお渡しします。従来のような1品ずつ伝票を読み上げながら確認する煩雑な作業から解放され、患者様との時間を創出します。
あらかじめ、商品陳列順の情報をいただくことで、棚ごとに商品を梱包し、納品します。例えば、内服・外用・注射・劇薬などのカテゴリ別に仕分けてお届けすることも可能です。 従来の棚入れ時間と比較して2分の1以下と、棚入れ作業の大幅な時間短縮を図ることができます。(当社調べ)
消費量が多い重量物(点滴バッグ・液剤など)は、専用のカートラック台車に乗せたまま納品し、カートラック台車のまま医療施設内にて格納·搬送するユニットロードシステムを開発しました。重量物にかかる作業負担や時間を大幅に軽減します。