アドテスト®Flu

判定時間5分でインフルエンザウイルス抗原を検出
- 検体:鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は鼻汁鼻かみ液
- 反応時間:検体液滴下後~5分間
- インフルエンザウイルス抗原を5分で検出。
- マルチカラーで結果が見やすい。
- 検体抽出液はアドテスト®SARS-CoV-2 NEOと共通で使用できる。
一般的名称:インフルエンザウイルスキット 承認番号:30200EZX00096000 体外診断用医薬品
アドテスト®Fluの操作手順

1)鼻咽頭ぬぐい液の採取方法
①ニプロスポンジスワブ(滅菌綿棒)を鼻腔孔から耳孔を結ぶ線にほぼ平行になるように鼻腔底に沿ってゆっくり挿入し、鼻咽頭を数回擦過してぬぐい液を採取し、検体とします。

2)鼻腔ぬぐい液の採取方法
①ニプロスポンジスワブ(滅菌綿棒)を鼻腔に沿って2cm程度挿入し、鼻甲介付近でゆっくり5回程度回転させて擦過する。数秒間静置してぬぐい液を採取し、検体とします。
☆被験者自身が採取する際は、鼻出血が起こりやすい部位である点にも配慮し医療従事者の管理下で実施してください。

3)鼻腔吸引液の採取方法
①吸引トラップの片方のチューブを吸引ポンプに、もう一方を外鼻孔から鼻腔に挿入した後、吸引ポンプを作動させ、鼻腔液をトラップに採取します。
②採取した鼻腔液をニプロスポンジスワブ(滅菌綿棒)の綿球部分に十分吸収させ、検体とします。

4)鼻汁鼻かみ液採取方法
問診により、鼻汁(鼻水)の採取が可能と判断された患者様に対して患者様自身に鼻をかんでもらいます。
①鼻に鼻かみ液採取シートをあてがい、片方の鼻の穴を横から塞いで、閉じていないもう片方の鼻の穴から少しづつゆっくりと鼻をかみ、鼻かみ液を採取します。
鼻汁は鼻の穴付近のものだけではなく、ゆっくりと鼻をかんで出来るだけ奥のほうからも出してください。
②採取した鼻かみ液の一部を滅菌綿棒の綿球部分に吸収させ、検体とします。
この際、鼻かみ液採取シート面に綿棒の綿球部分をこすりつけ、回転させながら綿球全体に鼻汁を付着させてください。
ただし、余剰の鼻汁や、鼻汁塊が綿球に付着しないようにご注意ください。
もし、採取できた鼻汁がごく少量で綿球部分全体に鼻汁を付着させることが出来ない場合は、検体量が不十分と考えられますので、他の方法で採取した検体を使用してください。

検体抽出液入りチューブのアルミシールをはがします。
検体を採取した綿棒を検体抽出液に浸し、よく撹拌します。

チューブの外側から綿球部分を指でつまんで”もむ”ようにし、採取した検体をよく絞り出します。

チューブをつまんでしごくように綿棒を引き抜き、液を絞り出します。
絞り出した液体を検体液とします。

付属のフィルター付きノズルを奥までしっかりはめこみます。

液体入りチューブの中程をつまみ、テストカードの検体滴下部に、 検体液3滴をゆっくり滴下してください。

5分間静置後、テストカードの判定部分に出現するラインの有無を目視で観察し、判定します。ただし、5分より以前にコントロールラインと陽性ラインが確認出来た場合、その時点で陽性と判定することが出来ます。
※左記以外は判定保留とし、再試験または添付文書をご確認ください。