開業場所の決定と事業計画のポイントPoint
開業場所の決定と事業計画について

開業場所の決定には、診療圏調査結果も参考にしながら物件ごとの詳細な条件等を比較、判断して決めるのが一般的です。
開業したい候補物件の条件が決まれば、
- 本当に集患できるか
- コンセプトに基づいた地域であるか
- 広さが確保できているか
- 希望する医療機器が導入できるか
- バリアフリーにできるか
- 駐車場があるか
- 水回りが予定場所に確保できるか
- 電気容量が足りているか
- トイレの位置は合理的か
などといった物的条件をよく吟味します。
その後に医院を開業するのに必要な費用である
- 内装や戸建て建築費
- 様々な医療機器導入費
- 備品や家具、設備費用などの開業設備導入費
- 開院までの家賃や管理費、保証金
- 人件費
- 先生ご自身の生活費
などを含めた資金を予測し、資金調達計画を立案します。
その上で、開業後に必要な資金として

- 現実に即した予測患者数などレセプトによる収入遅れからの実際の収入予測
- 借入金及びその利息
- 医療機器等のリース料
- 家賃や管理費、光熱水費
- 従業員の賃金
- 医師会費などの雑費
- 接待交際費や先生の生活費
- 税負担などの運転資金
等を考慮し、事業計画を作成します。
自己資金以外に金融機関への借り入れ、医療機器のリースをどこまでにするかなど具体的な開業判断材料として上記事業計画を作成しておくことは必要不可欠です。
この段階で必要に応じて税理士や社労士などと相談することをお勧めします。
(なお、紹介が必要な場合は、メディセオでは医療専門の税理士等のご紹介も可能です。また資金調達先である金融機関の紹介もさせていただきます。)